2015年6月の記事
平成27年度2月26日に一部施行された『空き家対策特別措置法が』5月26日に完全施行されました。
倒壊など著しく保安上危険と恐れのある状態になってきている空き家などを『特定空家等』と認定し、市町村は特定空家に対して除去、修繕などの指導・命令、行政代執行による強制執行(要件を緩和)が可能となりました。
『特定空家等』と認定されてしまうと、土地の固定資産税の課税標準が6分の1になる住宅用地特例を適用せず、更地と同等の税率になってします。(=今までの6倍の額を支払うことになる)
ちなみに『空き家』の定義は・・・
建築物は又これに付属する工作物であって居住その他の使用がなされていないことが常態であるもの及びその敷地(立木その他の土地に定着する物を含む。)をいう。だだし、国又は地方公共団体が所有し、又は管理するものを除く。
(2条1項)
そのうち『特定空家』とは・・・
・倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
・著しく衛生上有害となるおそれのある状態
・適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
・その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
にある空屋等をいう。(2条2項)
同法の詳細はこちらをご覧下さい。
静岡県内では、空き家率が全国の中でも高い方です。空き家を放置しておくと地域の景観が悪くなったり、安全性も懸念されます。
この機会に、空き家をお持ちのお施主様に何らかのご提案をしてあげる必要がありますね。
この方たち!"想"が半端なく強い方たちです。
「大工仲間が元気になってくれるなら、何もいらないからイベントに出るよ♪」
と言って、住まいの耐震博覧会に仲間(社員の方)を連れて土日の2日間、会場の木育コーナーで鉋の薄削り実演をしながら鉋のプールに入れる鉋屑をひたすら削っておりました。
どんな時でも全力! こんなに薄く削られた鉋のプールは全国みてもここにしかありません♪
ちなみにこの写真は、5月に行われた第4回 大工職人まつりで優勝してくれた大工さんが削ったものを頂きました♪
その他にも、この中には全国大会の「削ろう会」で優勝、上位入賞者ばかりのスーパー大工集団です。
親方は、私がイベント主催者から頼まれた無茶なお願いを、二つ返事でOK出していただきました。
「気持ちよく削れる場所なら、大工仕事に触れてもらって同業者に活力を与えられるだけで満足です!」というなんとも男前な事を言っていただきました!
私たちも日々の仕事を通じて「大工さんと一緒に強い家づくりをして、地震で悲しい思いや、痛い思いをする人を一人でも減らす!」という強い"想"で仕事をしております。大工さんを中心に現場に精通した職人さんが育つことで有事に強い街づくりにつながります。でも、努力や想いや志がなかったら選ばれない。。。これから家を建てる方が心からこの"人"に家を建ててほしい!絶対にそう思う魅力を持っている三矢建築の皆さんに触れた時、身震いと共に涙が出てきました。
無邪気に子供達と鉋のプールで遊ぶ姿を見た時、本当の男の優しさを感じました。ありがとうございます。私も私の土俵で出来る全力で"想"を伝えていきたいと思います。
ぐにゃりと曲がったこの木は巨大な一人掛けの椅子のような感じで、どうしてもすりすりしたくなる木肌でずっとここに居たくなる感じでしたよ♪
磨き・絞り丸太がお施主様との出会いを待ってゆっくりと休んでおりました。
この中に今回頂いた材料が隠れています。
ヒントは!?
上を見上げる動物のような顔です♪
この材料がどんな風に納まるのか楽しみですね。
中央の木はぐるっと一回転して、結ばれたような木になっていました。
いったいどういうことが起こったらこんなになるんでしょうね?不思議??
あんなに曲がった木になる秘密がこの写真の中に隠れているんですよ。分かりますか?気になった方は連絡くださいね!
今日はいつもと違って、まっすぐな材木ではなくて曲がった材木をいっぱい見てきました。様々な状況のもとゆっくりと時間をかけて育った個性あふれる材木を使って、地域の方とのコミュニティー広場として旧事務所が生まれ変わります!ご期待ください。
最後に、
これは根っこの部分です。これを職人さんが丁寧に仕上げてとっても素敵なものに変身させます。木は捨てるところがないですね。生かすも殺すも使い方。人間がどのように向き合い、付き合うかによってこの木の価値が大きく変わります。
誰も気づかない活かし方をこの木にしてあげたらきっと喜んでくれるはずです。