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東濃桧の里に触れる【報告書】
和室が少ないと言われる現在の家づくり。。。
私たち材木屋も例外ではありません!!
材木の事を知るには山の声を直に聞く事が大切だと考えて
岐阜の東濃エリアにある"金山"と"東白川村森林組合"に見学
させてもらいに行きました。
そこでは丸太を無駄なく使うための工夫や乾燥機を使って
仕入れた丸太を無駄に長く寝かす事が無いようにする工夫を
話していただきました。
左の青い扉は最新型の高温乾燥機です。色や香りを落とす事なく
しっかりと乾燥します。
天竜区にはこのように新しい乾燥機はまだ導入されていないはずです。
丸太には末口の大きさにより製材できる四角材の適寸があります。
【例】
直径 420ミリ → 300ミリ角
360ミリ → 270ミリ角
180ミリ → 120ミリ角
丸太の材積を計算するときにはルールがあります。
〜6m 長さ×直径×直径
6m以上 長さ×(直径+1cm)×(直径+1cm)
8m以上 長さ×(直径+2cm)×(直径+2cm)
出てくる丸太の多くが 3m 4m 6m?
5m材は基本的に6m丸太からとらざるを得ない場合が多い。
だから5m材を間取りに多くくむと無駄が多くなる場合が
あります。設計士の方にはなるべく5m材を避けるように
設計の工夫をお願いしているようでした。
Q 羽目板って丸太の側の所でとるの???
A Yes
丸太は柱や梁などある程度大きく四角材に製材して、その周りから出る
板材からとっていきます。羽目や床だけではなく、野地板や胴縁なども
ここからとります。
だからこそ柱や梁材などみんなで使っていかないと副産物であるこの
様な材が生まれないのです。
こちらでは東濃桧の普及のためにいろいろなコンテンツが
用意されています。(フォレスタイル http://www.forestyle-home.jp/)
村長が率先して役場の職員さんが一体となりアピールしています。
中でも簡易見積もりや設計士さんとの出会いの場となるページは
とても見応えのあるものです!!
是非ご覧ください♬
多くの方に愛されて、丁寧に製材されているのを見て
改めて知識を深めて大切に販売できるようになる必要性を
深く感じました。
地産地消とならび、適材適所で作られた材料を使っていく事も
一緒に考えていかないといけないなかなとも思いました。
最後に、、
今回の見学ツアーにご協力いただいた皆様
大変お世話になりました。貴重な体験を
させていただきました。
普及 販売に直結できるように努力して
いきます。
感謝